可動式(伸縮式)テント倉庫について解説!

公開日:2024/12/24
可動式テント倉庫

倉庫の建築を検討しており、いろいろ調べているなかで、「可動式テント倉庫」といった言葉を見たり、聞いたりしたことがある方もいるでしょう。ただ、具体的にどういった倉庫なのかわからない方も多いのではないでしょうか。そこで、今回は可動式テント倉庫の特徴や価格相場について紹介します。

可動式テント倉庫の強み

可動式テント倉庫とは、骨組みとして軽量鉄骨を組んで、その上からシート膜を被せて作られるテント倉庫の種類のひとつです。一般的な倉庫だと、一度設置するとその場所から倉庫を移動させるのは難しい場合が多いでしょう。

しかし、可動式テント倉庫であれば、設置したあとも倉庫自体を移動させたり、伸縮させて大きさを変えたりできます。倉庫自体を自由に伸縮できるため、倉庫に物品を保管する必要がない場合など倉庫が不要なときは、倉庫を折りたたんでコンパクトにできます。

また、倉庫本体を移動させることができるため、必要に応じて場所を変えながら物品を保管できるようになります。さらに、可動式テント倉庫であれば、鉄骨などの大型の重量物の搬入・搬出が効率よく進められます。

大型の重量物の搬入・搬出するためには、フォークリフトやクレーンを使用する必要がありますが、一般的な倉庫だと、倉庫の間口からフォークリフトやクレーンを乗り入れることが難しく、搬入・搬出のための作業がしづらい場合もあるでしょう。

可動式テント倉庫であれば、倉庫を伸縮させられるので、フォークリフトやクレーンを利用するための十分なスペースが確保でき、大型の重量物の搬入・搬出のための作業が容易になるでしょう。また、倉庫自体を大型の重量物がある場所まで移動させることができれば、クレーンやフォークリフトを利用することなく大型の重量物を倉庫内に搬入できます。

可動式テントの特徴

可動式テント倉庫には、スライドタイプと移動式タイプの2つのタイプがあり、それぞれに異なる特徴があります。スライドタイプは、テント下部にレールが設置されており、そのレールに沿って倉庫自体がスライドしてじゃばら状に伸縮します。

倉庫自体を伸縮させることで倉庫の大きさを変えられるので、設置場所の広さに応じて倉庫の大きさを調整できます。倉庫の大きさを設置場所に応じて調整できるため、広い敷地だけではなく、敷地が狭い場合であっても設置が可能です。

また、倉庫として使用する必要がない場合はコンパクトに畳むことでスペースを空けられるため、空いたスペースをほかの用途に使用するなど敷地を有効に活用できるといえます。

一方、移動式タイプは、テント下部にキャスターが付いているので、キャスターによって倉庫そのものを移動させることが可能です。倉庫内に物品を保管している状態で移動できるので、倉庫に必要な物品を取りに行くための時間や労力が少なくなります。

とくに、工事現場など大量の資材を運搬・使用するシーンでは、施工場所付近に倉庫を移動させられるので、効率的な作業が可能になるでしょう。また、広大な敷地内を移動しながら工事をするような大規模工事の場合でも、移動式タイプであればそれぞれの施工場所に倉庫を移動させながら作業ができるので、作業時間が短縮できるでしょう。

可動式テントの価格相場

可動式テントにはスライドタイプと移動式タイプという異なる特徴をもった2つのタイプがあり、さまざまな強みがあるのはこれまで見てきたとおりです。ただ、可動式テントの価格相場が気になっている方も多いのではないでしょうか。

可動式テントの価格は大きさや使用する生地の種類によって異なります。ここでは、価格の目安として防災生地を使用した場合の大きさごとの価格を見ていきましょう。

1つ目に、幅が5m、奥行きが6m、高さが5mの約9坪の大きさのテント倉庫の場合だと、価格は約360万円になります。2つ目に、幅が10m、奥行きが10m、高さが5mの約30坪の大きさのテント倉庫の場合だと、価格は約600万円になります。

3つ目に、幅が15m、奥行きが20m、高さが5mの約90坪の大きさのテント倉庫の場合だと、価格は約1,800万円になります。4つ目に、幅が20m、奥行きが25m、高さが5mの約150坪の大きさのテント倉庫の場合だと、価格は約2,400万円になります。

このように、可動式テントの価格は大きさによって異なり、大きいものほど価格は高くなります。しかし、1坪あたりの金額を見てみると、1つ目が約40万円、2つ目が約20万円、3つ目が約20万円、4つ目が約16万円となり、基本的には大きくなるにつれて1坪あたりの金額は下がっているため、大きなテント倉庫を建てる方がコストパフォーマンスは高いといえるでしょう。

まとめ

可動式テント倉庫は、一般的な倉庫と違って倉庫自体が可動するため、大型の重量物の搬入・搬出が効率的におこなえるようになる点、敷地を有効活用できる点など、さまざまな強みがあります。また、倉庫自体がじゃばら状に伸縮して大きさを自由に変えられるスライドタイプと、倉庫下部に付いているキャスターによって倉庫自体を移動させることができる移動式タイプの2つのタイプがあり、それぞれが異なる特徴をもっています。可動式テント倉庫を導入する場合には、スライドタイプと移動式タイプのそれぞれの特徴を踏まえたうえで、両者を比較検討することが必要不可欠だといえるでしょう。

PR少数精鋭のベテラン技術者がテント倉庫建築を一気通貫でサポート

おすすめのテント倉庫業者比較表

イメージ引用元:https://strukt.jp/引用元:https://www.daika.co.jp/引用元:https://membry.jp/引用元:https://www.taiyokogyo.co.jp/引用元:https://tak-sheethouse.jp/
会社名株式会社ストラクト大嘉産業株式会社山口産業株式会社太陽工業株式会社高島株式会社
おすすめポイント・ベンチャー企業ならではのスピード感と柔軟性
・経験豊富なベテランが多数在籍
・設計から施工まで一気通貫でサポート
・オールラウンドの対応力
・地球環境に配慮した製品開発
・奥州生産拠点ではISO9001認証を取得
・ニーズに合わせてオーダーメイドで製作
・本社工場でISO9001認証を取得
・高耐候・高品質のテント
・創業100年以上
・技術と素材の研究・開発に強み
・企画から設計、製造、施工まで一貫対応
・創業100年以上
・オプション工事にも対応
・企画立案から設計、施工、アフターフォローまで一貫対応
保有資格一級建築士
一級建築施工管理技士
特定建設業許可
など
記載なし一級・二級建築士
一級・二級建築施工管理技士
一級土木施工管理技士
など
一級建築士
構造設計一級建築士
管工事施工管理技士
など
記載なし
詳細リンク詳しくはこちら詳しくはこちら詳しくはこちら詳しくはこちら詳しくはこちら
公式サイト公式サイトはこちら公式サイトはこちら公式サイトはこちら公式サイトはこちら公式サイトはこちら