テント倉庫の導入を検討する際は、ニーズにあったテント倉庫を選ぶためのポイントをしっかりと押さえておくことが重要です。まずはテント倉庫の種類や特徴を把握したうえで、利用目的にぴったりなテント倉庫を選択しましょう。今回はテント倉庫の種類や選び方についてくわしく解説するため、ぜひ参考にしてください。
テント倉庫の種類
テント倉庫は大きさや形状、用途によって複数の種類に分けられます。ぴったりなテントを選ぶためにも、どんな種類があるのか知っておくとよいでしょう。ここでは、テント倉庫の代表的な種類についてくわしく解説します。
固定式タイプ
固定式タイプは閉鎖型とも呼ばれ、天井部分・壁部分の全面にシートが張られているスタイルのテント倉庫です。天候に左右されずに倉庫内を利用できるため、通常の倉庫として運用する以外にも作業場やスポーツ練習施設、水槽などにも利用可能です。
上屋荷捌タイプ
上屋荷捌タイプは側面開放型とも呼ばれ、側面の一部または全部にシートが張られておらず、開放された状態のテント倉庫を指します。天井部分のシートが屋根になるため雨天でも濡れずに作業できるほか、スムーズにできることから荷物の一時保管場所としてはとくに向いています。
移動式・伸縮式タイプ
移動式・伸縮式タイプは鉄骨部分が蛇腹状になっており、テント倉庫を使用しない間は折りたたんでコンパクトにしておけるのが魅力のテント倉庫です。また、キャスター付きの製品であればかんたんに倉庫の位置を変更できます。
ぴったりなテント倉庫を選ぶためのポイント
先日のとおり、テント倉庫には複数の種類があり、それぞれで特徴やメリット・デメリットなどが異なります。用途やニーズにあった最適な製品を選ぶには、いくつかのポイントを押さえておくことが重要です。
ここでは、利用目的にあったテント倉庫を選ぶためのポイントについてくわしく解説します。
利用目的を明確にする
まずはテント倉庫を何に使うのかを明確にすることで、用途にあった製品の候補を絞ることが可能です。たとえば荷物置き場として利用する場合は、何をどれだけ入れるかまで細かく洗い出します。
倉庫内に保管するものが可燃物か不燃物かによってもシート部分の素材が異なるため、実際に利用している場面を想定しながら検討しましょう。
テント倉庫の大きさを検討する
テントの利用目的や設置場所から、どの程度の大きさが必要かを明確にします。テントそのものの大きさはもちろん、荷物の大きさやその他の条件から、入り口部分やテントの高さについても考慮するのがポイントです。
ただし、テント倉庫は高さを出すと安定性が失われるため、1階建ての平屋タイプにしか対応できない点に注意してください。
ニーズにあったテントタイプを選択する
先述のとおり、テントには全面にシートが張られた固定式タイプや、側面の一部または全部のシートがない上屋荷捌タイプなどのさまざまな種類があります。用途や作業内容から考えて、効率よく使えるタイプを選択してください。
テント倉庫の設置エリアを考慮する
テント倉庫は種類によって安全性や強度、設計が大きく異なります。テント倉庫を設置するエリアの気候にあった製品を選択することで、長く安全に倉庫を活用できます。
とくに風や雪には弱いため、積雪量が多いエリアでは強度の高い丈夫な製品を購入することが求められるでしょう。
具体的な設置場所と配置を考える
テントの設置場所が決まっていれば、土地の形状や大きさ、敷地境界線なども考慮してテント倉庫を選ぶのが賢明です。テント倉庫は鉄骨とシートというシンプルな造りであることから、どのような土地でも設置しやすいのが特徴です。
土地の形状にあわせて比較的自由に設計できるため、土地そのものの状態に不安がある場合は写真を用意して相談するとよいでしょう。
初期コスト・メンテナンス費用などの予算を明確にする
テント倉庫は製品の種類や強度によって金額が異なります。また、通常のテントと比較すれば初期コストは抑えられますが、テントシートは紫外線や雨風で劣化しやすいことから定期的な張替えも必要です。
テント倉庫の導入にあたってある程度予算が決まっている場合には、初期コスト・メンテナンス費用のそれぞれを考慮して検討しましょう。
ニーズを満たせるか検討する
テント倉庫の中にはオプションによって扉の場所指定や窓の設置ができる製品もあります。実際にテント倉庫を利用する際の流れを確認しながら、ニーズをしっかりと満たしてスムーズに作業できるよう、オプション利用も検討しましょう。
まとめ
今回は、テント倉庫の種類やそれぞれの特徴に加え、ニーズにぴったりな倉庫を選択するために押さえておくべきポイントについてくわしく解説しました。テント倉庫には固定式タイプ、上屋荷捌タイプ、移動式・伸縮式タイプの大きく3種類があり、用途に応じて適した製品を選択することが重要です。また、ニーズにあったテント倉庫を購入するには、利用目的を明確にすることや、テント倉庫の設置エリアや設置場所から検討することなどがポイントとなります。また、製品によっては窓などのオプションを付けられるものもあるため、実際にテント倉庫を利用する際の流れを想定しながら必要なオプションを選択するのも有効です。テント倉庫の導入を検討している人は、今回の記事をぜひ参考にしてください。
